住み慣れたご自宅で、呼吸を支える治療です。
在宅酸素療法とは
在宅酸素療法(HOT)は、病気によって血液中の酸素が不足している方が、自宅で酸素を吸入しながら生活する治療です。
対象となることがある病気
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)
- 間質性肺炎
- 肺線維症
- 肺高血圧症
- その他の慢性呼吸不全
治療の適応について在宅酸素療法が必要かどうかは病名だけで決まるものではありません。酸素飽和度や血液検査、安静時・運動時・睡眠時の状態などを総合的に確認し、医師が判断します。
導入前の評価
安全に治療を始めるため、次のような状態を確認します。
- SpO2(血液中の酸素の目安)
- 必要に応じた動脈血ガス検査
- 安静時の呼吸状態
- 歩行や運動時の酸素低下
- 睡眠時の酸素低下
- 生活状況
使用する機器
自宅では酸素濃縮装置などを使用し、外出時には携帯用酸素ボンベ等を使用することがあります。機器は患者さんの病状や生活状況に合わせて調整します。
酸素流量について
酸素の流量は医師が指示します。息苦しいときも、患者さん自身の判断で流量を変更せず、診療所へご相談ください。
定期的な受診について
在宅酸素療法は、酸素を導入した後も、呼吸状態や酸素飽和度、酸素の使用状況などを継続して確認することが大切です。
当院では、在宅酸素療法を継続されている方には、原則として毎月の受診をお願いしています。
診察では、息切れの程度、SpO2、酸素流量、酸素の使用時間、日常生活の状態などを確認し、必要に応じて治療内容を見直します。
外出・旅行について
携帯酸素を利用することで外出できる場合があります。旅行などを予定されている場合は、酸素の手配や移動中の使用方法を確認する必要があるため、早めにご相談ください。
酸素使用中は火気厳禁です。
たばこ、ストーブ、ガスコンロ、ろうそくなどの火気を、酸素機器の近くで使用しないでください。
在宅酸素療法の導入から、機器の管理、定期的な診察まで対応しています。息切れや酸素療法についてお気軽にご相談ください。
電話で相談する 06-6922-2526通院が難しくなった方は、訪問診療・在宅医療についてもご相談いただけます。実際の対応は病状や通院状況などを確認して判断します。訪問診療・在宅医療について詳しく見る →
